レゴ® Insidersウィークエンドがやってくる!11月23日~11月24日詳細を見る

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ゲームナイトで登場したレゴ®ブロックのダンジョンズ&ドラゴンズ® テーブルができるまで

ゲームナイトで登場したレゴ®ブロックのダンジョンズ&ドラゴンズ® テーブルができるまで

予期せぬ冒険に壮大なバトル、ときにはNPC同士の恋愛模様まで…?!ダンジョンズ&ドラゴンズ®はこれまで50年にわたり、世界中の冒険者たちに無限の想像力で楽しめる物語ゲームを届けてきました。

この節目の年にレゴ ダンジョンズ&ドラゴンズシリーズ第1弾として登場したのが、レゴ®アイデア ダンジョンズ & ドラゴンズ:レッド・ドラゴンの伝説 セットです。新シリーズの誕生を記念して、先日、人気のインフルエンサーやスーパーファンを招待し、レゴ ハウスでレゴスタイルのD&Dゲームナイトが開かれました。

「冒険」「魔法」「RPG」と聞いて思わずワクワクしてしまう?それなら、勇敢なあなたにとってダンジョンズ&ドラゴンズはクリティカルヒット間違いなし。下のリンクをクリックして、ゲームナイトの様子をご覧ください:

ビデオを見たら、ゲームが行われているテーブルに気づくはず。いいえ、目を奪われない方が難しいでしょう。すべてレゴ ブロックでつくられたこの特製モデルは、ダンジョンズ&ドラゴンズ史上最高のテーブルかもしれません。

140cm × 200 cmの特大サイズで圧倒的な存在感を放つテーブルは、大人気RPGの世界観を忠実に再現しています。140,845ピース以上のレゴパーツを使い、マスタービルダーたちが482時間かけてこの傑作をつくり上げました。完成モデルの重量はなんと142kgにもなります。

では、テーブルのデザインと組み立てに携わった制作チームからの裏話を特別にお届けしましょう。

ヒーローにふさわしいテーブル(もちろんウィザード、ファイター、ローグにも…)

「まず頭に浮かんだのは、”ブロックだけで作れるのか?”ということでした」と話すのは、シニア・エンジニア・マネージャー・スペシャリストのリボル・ウドルジャルです。彼はこのチャレンジが決まった当初、少し不安を感じていました。

チームに課されたチャレンジは、ダンジョンズ&ドラゴンズの壮大な冒険に見合うフルサイズのテーブルをつくること。それは、今まで誰も見たことのないものでした。

さすがはレゴ デザイナーのリボル。最初は戸惑いもあったものの、手ごわいチャレンジを創造のチャンスに変えてしまいました。

「ふつうのテーブルの表面をブロックで覆うことも考えましたが、レゴ ブロックでできることの限界に挑戦したかったんです」。得意げに笑いながら彼は言います。「全部ブロックでつくると決めたことで自由な発想が可能になりましたが、同時に問題につき当たりました」

中でも一番の問題は、プレイヤーたちが実際にゲームをプレイできるよう、テーブルのバランスを安定させることでした。

「プレイヤーがテーブルを囲んで座り、腕をのせて寄りかかれるくらいの強度が必要でした。それだけではなく、ダンジョンズ&ドラゴンズらしいディテールもたくさん取り入れたかったんです」

そこでリボルは、このタフなクエストに挑む勇気のある、知識豊富なチャレンジャーを探しました。

チャレンジに受けて立ったのは、自身も長年のダンジョンズ&ドラゴンズファンである3D & モデルボックス・デザイナーのマレク・ヴァシーチェックです。マレクは、ありったけの魔法を使って、自身のお気に入りのテーブルトップRPGにふさわしいゲームテーブルを組み立てる決意を固めました。

マレクは話します。「プレイヤーとダンジョン・マスターのどちら側からもダンジョンズ&ドラゴンズをプレイした経験があります」

彼はダンジョンズ&ドラゴンズファンであると同時に、子どものころからレゴグループで働くのを夢見ていました。「ダンジョンズ&ドラゴンズとレゴ ブロック、大好きな2つがいっしょになったプロジェクトだなんて…まさに夢が叶った気分です!」嬉しそうな笑顔が印象的でした。

想像力豊かなゲームプレイ

それからの5ヵ月間、マレクはゲームの舞台としての機能を果たせるテーブルのデザインに取り組みました。

「ダンジョンズ&ドラゴンズ®の醍醐味は、想像力をふくらませて自由にシナリオを思い描けるところです」と彼は言います。

テーブルづくりに取りかかったマレクは、デザインを通して想像力豊かな遊びを促したいと思いました。ダンジョンズ&ドラゴンズのファンとして、自分はどんなふうにこのゲームをプレイするのが好きかを考えたのです。

「友だちとダンジョンズ&ドラゴンズで遊ぶとき、自分だけの映画やストーリーをつくるような気分になります。そこにはルールも制限もありません。この自由さをテーブルで表現したかったんです」

マレクは、太い1本柱のベースにブロックでレゴのロゴをデザインしたり、唸り声が聞こえそうな巨大なレッドドラゴンをダンジョンマスターの前に配置したりと、プレイヤーの冒険気分を盛りあげるディテールを加えました。さらに、バトルとプレイがしやすいように、テーブルは3x3プレートでレイアウトされられています。

テーブルはダンジョンズ&ドラゴンズの世界観をまとっていますが、まだ真っ白なキャンバスのまま。無限の可能性が広がる、想像力豊かなストーリーが描かれるのを待っています。

ようやくダンジョンズ&ドラゴンズ テーブルのデザインができあがり、組み立て部門に送られました。そして専任のビルダー2人が組み立てを続けること38日間、ついにテーブルが完成したのです。

こうしてリボルとマレクは、果敢にチャレンジに立ち向かい、無事クリアすることができました。

想像力のパワー

半世紀にわたって絶大な人気を誇ってきたダンジョンズ&ドラゴンズ。その理由をマレクに聞いてみました。

「ダンジョンズ&ドラゴンズは想像力を解き放ち、クリエイティブなストーリーをつくる場をくれるんです」

さあ、ダンジョンズ&ドラゴンズの長年のファンだという方も(50年来の生粋のファンも大歓迎!)、プレイしたことはないけどやってみたいという方も、ゲームナイトの様子をご覧ください。ダイスを振った先に待っている、まったく新しい世界を覗いてみましょう。