好奇心を育てる9つの遊び
新しいことを学び、知識を増やしていくことは、年齢に関係なく重要なライフスキルですが、乳幼児にとっては身の回りの環境を見回して「なぜ?どうして?」と好奇心を持つための原動力になります。
好奇心によって築かれたライフスキルの土台のうえに、小学校入学以降、新しい知識やスキルを上乗せし、勉強に役立てていけます。
おもちゃやゲームなどで培った好奇心によって、子どもたちは自分で答えを探すスキルを身につけ、社会の仕組みや自分の立場を理解していくのです。
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新しいことを学び、知識を増やしていくことは、年齢に関係なく重要なライフスキルですが、乳幼児にとっては身の回りの環境を見回して「なぜ?どうして?」と好奇心を持つための原動力になります。
好奇心によって築かれたライフスキルの土台のうえに、小学校入学以降、新しい知識やスキルを上乗せし、勉強に役立てていけます。
おもちゃやゲームなどで培った好奇心によって、子どもたちは自分で答えを探すスキルを身につけ、社会の仕組みや自分の立場を理解していくのです。
子どもの好奇心を育てる方法はいくらでもあります。周囲の大人が、子どもの好奇心のめばえを見逃さずに、世界へ向けて目を開かせてやることが重要です。
乳幼児期は、新しいことや物に衝動的な好奇心を示し、それが何であるかを理解するために全神経を集中します。とりあえず何でも触ってみる、匂いを嗅ぐ、音を聞く、舐めてみるといった一連の行動が、まさにこれです。
その後、心身の成長とともに言語能力が発達していきます。そして、身の回りのあらゆることに興味を示し、「空はなぜ青いの?」に代表される「なぜ?どうして?」の質問攻撃が始まります。しかし、それ以外でも好奇心の強さを計ることができます。
たとえば、人や物をじっと見つめ、その背格好や表情を真似することも好奇心の現れです。
成長期の子どもは、あらゆるものに興味を持ち、すべてを知り尽くしたいという意欲にあふれています。子どもたちの頭の中には常に?マークが飛び交い、大人に向かって「なぜ?どうして?」の質問攻撃を繰り返すだけでなく、自分でも答えを見つけ出そうとします。
その探究心はとどまるところを知りません。周囲の大人が幼児の好奇心を暖かく見守り、必要に応じて手を差し伸べることが、好奇心旺盛な子どもの学習意欲を高めるだけでなく、その後の人生にも大きな影響を及ぼすと指摘されています。
1.好奇心旺盛な子どもは直感力とサバイバル能力に優れている
生存本能は、冒険家や無人島に漂着した人々だけに限ったものではありません。刻一刻と変わる周囲の環境に注意を払い、順応していくために誰しも必要とする力です。
幼児が身の回りの環境を観察し、新しいことを体験しようとするのは、様々な事態に対応する能力を養うためです。新しい発見に驚きとよろこびを感じる体験の積み重ねによって、不測の事態を予測し、そこにチャンスを見出すことができるようになります。
2.好奇心旺盛な子どもには健康な心身が宿る
好奇心を育てることは、長い目で見た幸福感にもつながります。好奇心が旺盛な人は、そうでない人に比べて、より前向きで不安を感じることが少ない傾向にあります。そのため、自分の人生や生活に満足感を感じやすく、心理面でもより安定します。
つまり、幼児の好奇心を伸ばすことが、健康的で幸福な人生につながると言えます。
3.好奇心旺盛な子どもは自己認識力が高い
好奇心は人生のあらゆる局面で役立ちます。乳幼児の場合、好奇心から身の回りの環境に対する疑問が生まれ、自分自身に興味を持ち、自己発見を始めるようになります。
自分の感情や性格に対する興味が、ものの見方や捉え方を検証し、新しいライフスキルを学んで成長していくことにつながります。
4.好奇心旺盛な子どもは自己認識力が高い
自分自身だけでなく、身の回りの人たちへの興味が、大人や他の子どもたちを含めた他者とのつながりの重要なポイントです。
人に興味を持つと、他者の目を通して身の回りの世界をより広く理解するチャンスが生まれます。交流を通じて他者の価値観や経験、視点、考えなどを学ぶことによって、子どもは分け隔てなく人に思いやりを持てるようになります。
5.好奇心旺盛な子どもは問題解決能力と知識に優れ、学校や社会でより良い成績を収められる
幼児の脳は、好奇心の力を借りて学びの下準備をするため、好奇心が旺盛であるほど、問題解決が得意になります。好奇心旺盛な子どもの方が、学業に優れているという研究調査の結果にもうなずけるというものです。子どもは、自分の知らないことや理解できないことにも素直に関心を示します。そのため、好奇心旺盛な子どもたちは、新しいことを学ぶ際、より積極的かつ自発的に取り組みます。
好奇心のすばらしいところは、分け隔てのない点です。ただ好奇心を持つだけで、どんな子どもでも心身の成長や認識能力の発達にメリットがあります。
好奇心は成長とともに失われるものでもありません。安全な環境で自発的に楽しく探究し、好奇心を満たすことができれば、子どもたちは自然に学んでいきます。その観察力は、感受性・社会性・知性・身体能力・倫理観をひとまとめに成長させます。
今回は、お子さまの好奇心を育てるためのヒントをご紹介します。
1.考える材料を与える
学びの機会は学校だけに限らず、あらゆるところに見出せます。ご家庭でも学びと認識能力の育成を応援することが、お子さまの好奇心を伸ばすうえでとても重要です。
本や紙と色鉛筆のように自由な発想の遊びを引き出す材料をあらかじめ揃えておくとよいでしょう。食べる時間も学びの機会になります。
どの年齢のお子さまであっても、自分の口に入る食べ物が、一体どこから、どのような経緯で食卓に届いたかを知ることは大切です。パンにハチミツを塗って食べるときに、ミツバチがこのベタベタした甘いものを作り出す過程を説明すれば新しい知識が身につきます。デュプロのまち はちみつあつめは、「ハチミツはどこから来るんだろう」というシンプルな質問をもとに、生態系のバランスや植物の成長、花の蜜をもらう代わりに植物の受粉を助けるミツバチの役割などを遊びながら学べる、組み立てセットです。
2.自由に答えられる質問を通して、自分で考えさせる
日頃から子どもが自由に答えられるような質問をすることは、好奇心を後押しするだけでなく、大人が自分の考えを尊重してくれているという自覚をも植え付けます。「はい/いいえ」のどちらかを答える質問とはちがって幾通りもの答えがあるため、子どもたちは自分で考えるようになります。
「これはどう思う?」「こうしたらどうなるかな?」といった質問に対し、子どもたちは自分で考えをまとめ、それをはっきりと説明する習慣を身につけていきます。
遊びながらお子さまとこうしたやりとりを楽しめるのが、レゴ デュプロシリーズの良さです。様々なシナリオの遊びを通じて、喜怒哀楽も認識できるようになります。他者の気持ちを理解・尊重できる子どもを育てるには、まず自分自身についてよりよく知ることが不可欠です。
3.五感を刺激する遊び材料を与える
遊ぶ目的や使い方が決まっているおもちゃは、遊びがマンネリになりがちです。好奇心を伸ばすことを考えるなら、子どもが自分で仕組みを解き明かし、問題解決の方法を導き出せるようにつくられたおもちゃが打ってつけです。
ブロックの組み立てや砂遊び、人形、パズル、絵の道具(無害のもの)、つなげて遊ぶおもちゃなどを使ったクリエイティブな遊びは、五感を刺激し、知能や問題解決能力を伸ばします。ブロックで造形をつくり出すとき、子どもたちは大きさや形、重さ、バランス、対称性などを考慮し、自分の思い通りになるまで試行錯誤を繰り返します。
遊びの主役は子どもたちです。大人があれこれ指図したり、「これはこういう形でしょ」と固定観念を押し付けたりするよりも、子どものしたいようにやらせてみましょう。“正しい答え”を教えたくなる気持ちをグッと抑え、お子さまが好奇心のおもむくままに、頭の中のアイデアを形にしていく様子を見守ってください。
4.疑問のめばえを大切にし、好奇心を持つことに自信をつけさせる
見かけの異なる人と出会ったとき、お子さまがその人のことをじっと見つめてバツの悪い思いをしたことはありませんか。大人がそんなことをしたら「なんて失礼な人」と思われますが、子どもは身の回りの世界を理解し、違いを認識しようとしているのです。とは言え、見ず知らずの人を“ジーッ”と見つめる行為を容認するワケにはいかないので、疑問を口にする方法を教えましょう。
他者との違いに関心を持っても、子どもたちはそれをどのように表現すればいいのかわからないかもしれません。物事に対して疑問を抱く姿勢を大事にすることが、好奇心を育てるカギです。レゴ デュプロシリーズの組み立てセットには多様なキャラクターが登場し、自分とは違う人々が存在する社会の現実を、遊びながら認識できるようになります。デュプロのまち いろんなかおときもち<スペシャル>は、ブロックとパーツを使って見た目の異なるキャラクターをつくり、様々な感情表現を通して気持ちを認識する力を育てます。自分と人の違いや気持ちの感じ方について、聞きたくても質問の仕方が分からなかったお子さまの疑問に答える組み立てセットです。
5.好奇心を引きつける、シンプルなSTEM遊び
STEM教育(科学・技術・工学・数学)に根ざした遊びは、子どもの好奇心をそそり、発見や問題解決への意欲を引き出します。幼稚園児でさえ、パソコンやタブレットがなくても、シーケンスやループ、if文などのプログラミングの基礎を理解できるようになるから驚きです。
起承転結のあるお話づくりが、問題解決能力と客観的思考力の育成に役立ちます。レゴ デュプロシリーズのトレインセットは、お子さまがブロックの組み立てや線路のつなぎ方、行き先とそこへ行きつくまでのルートの設定を決めます。こうした一連の遊びを通じて、粘り強さや意思決定能力、空間認識能力といった将来役立つSTEM能力が身につきます。
6.子どもの学びを制限しない
どんなに幼くても、子どもはものすごい勢いで知識を吸収し、3才ごろまでに脳の8割方ができあがります。大人が「これはまだ早い」と思うような概念も理解してしまうくらいです。お子さまが難しい恐竜の名前をいとも簡単に覚えて驚かされた経験はありませんか。子どもの能力を侮るなかれ。
そのため、レゴ デュプロは子どもたちの学びを制限しません。銀河系や無重力空間から、物理法則、惑星軌道による昼夜の区別まで何でもありです。「いくらなんでも難しすぎる」と思われますか?正しいツールやおもちゃさえあれば、不可能ではありません。
レゴ デュプロ 3-in-1シリーズのおもちゃは、1箱で3種類のモデルを組み立てられ、新しい発見の可能性に満ちています。
7.多様性に満ちた世界のすばらしさを教えよう
お住まいの地域の中でも、お子さまの好奇心を駆り立てる体験ができるはずです。地元のお祭り、パレードに家族で参加するのはもちろん、ふだんのお買い物だって子どもたちは興味津々。
ビーチや公園の清掃ボランティアなどのイベントも良い経験になります。
8.安全に配慮しつつも過保護になりすぎず、子どもらしくのびのびと過ごさせる
自分で探り出したことから学び、好奇心を満足させる体験こそ、子どもの好奇心を育てます。
さらに、自分で問題を解決する手応えを実感することも大切です。あまり大人が干渉せずに自由に遊ばせておくと、子どもたちは自信をつけやすく、もっとたくさんのことを学びたいという意欲が生まれます。
9.子どもの好奇心のサポーターになろう
子どもは一人では学べません。子どもたちはいろいろなことを探究するのが大好き。でも、それを一緒にしてくれる人がいればなおさら楽しいはずです。思い出作りにピッタリな家族のお出かけは、お子さまの好奇心を育てる一大イベントにもなります。
博物館や動物園、市民会館、レゴランド®、レゴランド ディスカバリーセンターなどを訪れるのはもちろん、ご自宅の庭でキャンプを楽しむのもおすすめです。いつもと違う環境でお子さまの脳はフル回転するに違いありません。
大人が知的探求の師あるいは仲間となって体験を分かち合うことは、子どもにとって最良の学びの機会になります。遊びを通して学ぶことこそ、好奇心を育てる格好のチャンスだからです。生まれながらの学習者である乳幼児の好奇心を伸ばせれば、生涯役立つ学びのよろこびを植え付けることができます。