古き良き時代:歴代お城シリーズとレゴ アイデア 中世のかじ屋
かつてレゴ王国で隆盛をきわめ、今なお伝説として語り継がれるお城シリーズ。シリーズ名は「レゴ ナイトキングダム」や「レゴ キャッスル」に変わりながらも、多くの子どもたちをとりこにし、一時代を築いた名シリーズです。その世界観をほうふつとさせる「レゴ アイデア 中世のかじ屋」は、お城シリーズの復活として話題になりました。
「レゴ アイデア 中世のかじ屋」は、人気投票で一定の票数を獲得したレゴファンのアイデアを商品化したものです。発案者のクレメンス・フィードラーさんは、中世の建築様式に造詣が深く、その知識がデザインの隅々まで生かされています。
完成度の高いオリジナルのアイデアにレゴデザイナーたちが手を加え、往年のお城シリーズを連想させるセットが生まれました。ノスタルジーと温かみを感じさせる3階建てのかじ屋の家に、子どもの頃のワクワクした気持ちを思い出す方も多いのでは?
かじ屋をフィーチャーしたセットは10年ぶりということもあり、ここでお城シリーズの歴代セットをご紹介しながら、時代と共にかじ屋がどのように進化してきたかをご覧に入れたいと思います。
中世のヨーロッパといえば、王族や騎士たちが日夜戦いを繰り広げるイメージですが、庶民たちもたくましく生きていました。そんな情景をはじめて製品化したのが、1984年発売の「お城シリーズ かじ屋」でした。このミニセットは、大きなお城や勇敢な騎士だけが、中世のすべてではないことを示した画期的なモデルと言えます。
80年代には「お城シリーズ 騎士休憩所」もリリースされました。こちらは城壁で見張りをする騎士たちが休憩や、装具の買い取りに訪れる民家の様子をリアルに表現しています。