プレッシャーをかけない
学校の勉強についていけない、あるいはテストの成績が悪くてお子さまが悩んでいる時に、大人まで一緒になって心配するのは逆効果です。テスト結果がいい時だけ褒めるのではなく、お子さまの宿題などにも関心を持ちましょう。間違えた問題をもう一度見直し、どこでつまづいたのかを明らかにしておけば、次回のテストで挽回できます。
精神衛生基金で青少年リーダーを務めるフィリップ・べスウィックさんは、次のように言います。「子どもたちは大人をがっかりさせることを恐れています。だからこそ、大人が会話のきっかけを作ることが大切です。“次はもっといい点を取ってこい”で済ませるのではなく、“つまずいているようだから、一緒に勉強してみよう”と声をかけてあげてください」
マインドフルネスの実践
今その瞬間に神経を集中し、全身の感覚を研ぎ澄ませることによって、ストレスの原因となるネガティブ思考や気持ちを受け入れ、それらを手放すことができます。
これは大人でもそう簡単にできることではありませんが、ゲームや運動などを取り入れ、お子さまが無心に何かに取り組む時間を作り出してあげてください。ストレッチ体操や深呼吸、ぬり絵をはじめ、身の回りのモノや音に名前をつける遊びも効果的かもしれません。
ルースさんも付け加えます。「マインドフルネスは、使い方次第では役立ちますが、万能ツールではありません。それぞれのご家庭やお子さんに適した方法を見つけるのが一番です。遊びやお子さんの得意なことから始めてもいいですし、いろいろなことを試してみてください」
ではここでレゴブロックを使ったマインドフルネスの実践方法をご紹介します。遊びに集中しているあいだは、ストレスから解放され、お子さまも落ち着きを取り戻します。