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夏休み中の節度あるスクリーンタイム

スクリーンタイムに頼らない健康的な夏休み

あらゆるところで誰もがスマホの画面にくぎ付けになっている今日この頃。お子さまにスマホやタブレットの使用を禁止するのは現実的ではありません。それよりも、ルールを決めて良質なネット遊びを促す方が賢明です。そのためにどうすればいいか、具体的なヒントをご紹介します。

インターネットは必ずしも有害なものではないと言い切ったら、みなさんは驚かれるでしょうか?

でも、それは事実です。ゲームや動画配信はもとより、自分の関心ごとについて掘り下げて調べることができ、楽しみは尽きません。だから大人も子どもも夢中になるんですね。

しかし、問題はその使い方にあります。「ちょっとだけのつもりだったのに、気付いたら5時間たっていた」なんてことは、よくある話しです。とは言え、スマホやタブレットを全面的に禁止する必要はありません。節度あるインターネットの使い方について、お子さまと話し合うことが一番の解決策です。何ごともバランスが大事 ー それはインターネットも同じです。

子どものスクリーンタイムを憂慮すべき?

子どもたちが夏休みに入ると、仕事、家事、食育、健康、家族の思い出作りなどのプレッシャーがさらに高まります。せわしない毎日を送る中、つい子どもたちのスクリーンタイムが長くなることもありがちです。そんなとき、親失格と自己嫌悪に陥ってしまうのは誰しも同じ。これを読んでいるあなただけではありませんからご安心ください。

夏休み中はとにかくやることが多くて大変ですが、子どもたちが楽しく活発に過ごしていれば、インターネットの使用時間も調整しやすくなるでしょう。使い方しだいでインターネットは夏休みの娯楽と学習に大いに役立ちます。しかし、そのメリットを最大限に享受するためには、慎重な舵取りが必要です。

スクリーンタイムとは?

大まかに言うと、テレビ、コンピューター、スマホ、タブレットなど、画面のある電子機器を使っている時間はすべてスクリーンタイムに該当します。大人でさえ、スマホやタブレットを使っていると時間を忘れがちですが、子どもたちはさらにその傾向が強まります。そのため、それらの節度ある使い方について話し合い、自分でコントロールする術を身につけさせることをお勧めします。

スクリーンタイムに頼らない健康的な夏休み

人生は何ごともバランスが大事。スマホやタブレットなどもほどほどに楽しむなら、様々なメリットがあります。それらは必ずしも子どもに悪影響を与えるとは限らず、優れた学びと遊びの場にもなり得ます。

コミュニケーション力や問題解決力から、お話づくりや歌の才能まで、子どもたちは遊びを通じて重要なライフスキルを学んでいきます。

組み立てながら話そう』シリーズは、インターネットに対する保護者の懸念を取り除くため、遊びと学びをバランスよく取り入れたアクティビティをご用意しています。お子さまと楽しく遊びながら様々なシナリオについて話し合い、問題が起きる前に正しい対処法を身につけることができます。ぜひご活用ください。

話し合いのきっかけ作りに役立つ3つのヒント

小学生は、何でも自分で決めたがります。誰だって、自分のことは自分で決めたいものです。もちろん、それが正しい選択であれば何も問題はありませんが、朝ご飯にチョコレートとか、勝手にお友だちと連泊のお泊り会を企画する、なんてことになると話しは違ってきます。

スクリーンタイムに関しても、同じことが言えます。お子さまの自主性を尊重しながらも、自分勝手にさせないように家族で話し合う必要があります。

夏休みチェックリスト:まずは楽しいことから。夏休み中に子どもたちがやりたいことをリストにしてみましょう。お友だちや家族と公園や海、ピクニックへ行って遊ぶことを楽しみにしている子も多いはず。出来上がった“やりたいことリスト”に色を塗ったり、レゴ®ブロックを飾ったりすれば、スクリーンタイムに代わる楽しみになります。

雨の日のおうち遊び:何度も言うようですが、私たちはスマホやタブレットを敵視しているわけではありません。ネット遊びは、やり方しだいで遊びと学びに大いに役立ちます。とは言え、お天気のいい日に家に閉じこもって画面にくぎ付けになっているようでは困りものです。お天気の日や雨の日にどんなことをすればいいかを話し合い、スマホやタブレットを使うのは主に雨の日だけと決めるのもいいかもしれません。

時間制限:時として、シンプルな手段の方が効果てきめんということもあります。1日の適切なスクリーンタイムについて、子どもたちの意見を聞いたうえで、お互いが納得できる時間数を決めてみましょう。ネット利用のメリットとリスクについて詳しく説明したい場合は、具体的な事例を交えて話し合える『組み立てながら話そう』のアクティビティパックをご活用ください。スクリーンタイムをお子さまの大好物や遊園地にたとえて説明すれば、毎日そればかりというわけにはいかないと納得しやすいでしょう。

以上、スクリーンタイムの管理方法をご紹介しました。スマホやタブレットの節度ある使用についてお子さまと話し合う際に、これらのヒントがお役に立てば幸いです。大丈夫、きっとうまくいきます。