レゴグループでは、パッケージをいっそう持続可能なものにするための取り組みを行っています。具体的には、当社の主力製品からパートナーによるライセンス製品まで、すべての事業分野に再利用可能なパッケージの導入を目指しています。現在、パッケージの総重量の93%に、紙やボール紙をはじめとする紙ベースの素材を使用しています。2025年末までには、当社のパッケージのほとんどが使い捨てプラスチックを使わないものとなります。製造能力拡大のタイムラインを考慮し、完全移行は2026年内の完了を予定しています。
レゴ 製品のパッケージは、レゴ®セットの開封時に最高の体験をお楽しみいただけるようにつくられています。たとえば、レゴ 製品ボックスに入っている小分け袋には、組み立てがしやすいよう、組み立て説明書の手順の番号と同じ番号が印刷されています。
それだけではなく、パッケージは中に入っているセットを保護し、その情報や遊びのひらめきを与えるなど、セットがレゴ ビルダーの手に渡る前から様々な役割を果たしています。ブロックが行方不明になってしまうのは困りますからね…。
すべてのパッケージにサステイナブル調達された素材のみを使用することがレゴグループの目標です。つまり、FSC認証(FSC®C117818)を受けた、再生可能素材またはリサイクル原材料含有素材のいずれかのみを使用することを目指します。
また、リサイクルを推進するとともに、レゴ パッケージの責任あるリサイクルについてのガイダンスを提供しています。
レゴ®製品ボックスは、FSC認証(FSC®C117818)を受けた認証材製のボール紙(段ボール紙PAP20または段のないボール紙PAP21)でつくられています。
レゴ製品ボックスのリサイクルには、紙・ボール紙のリサイクルのためのインフラおよびその設備へのアクセスが必要です。
2023年は年間を通し、FSC認証林(FSC® C117818)およびFSC認証管理木材の紙を使用した紙ベースの小分け袋の導入を継続しました。小分け袋の製作に先立ち、180種類以上の紙ベース素材のテストを実施し、現在チェコ共和国・ハンガリー・中国の工場で使用されています。引き続き、2024年は南北米での展開を継続していまいります。
レゴ 基礎板については、使い捨てプラスチック包装ではなく、紙ベースのパッケージにすでに切り替わっています。当社の紙ベースの基礎板パッケージは、多くの地域でリサイクル可能な素材です。
ショッピングバッグ
2020年より、全世界のレゴ®ストアで使い捨てプラスチック製のショッピングバッグの提供を順次廃止しています。
ブリスターパック
レゴ グループでは、使い捨てプラスチック製のブリスターパック(ボックスの中身が見える透明窓つきのパッケージ)の製造を停止しました。